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【マクラーレン】ブーリエ「ホンダPUはすべてにおいて劣っている」

2017年05月02日(火)19:47 pm

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、ホンダは今すぐにでも2018年仕様ユニットの開発に着手するべきだと語った。

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■これからもトラブルは続くはずだとアロンソ

ブーリエは、先週末に行われた今季のF1第4戦ロシアGPで、フェルナンド・アロンソがレースをスタートすることすらできなかったのは「受け入れられることではない」と語気を強めている。

だが、アロンソの方は、そのことに特段驚きはしなかったと、次のようなあきらめモードのコメントを行っている。

「僕たちは冬のテストから多くの問題を抱えていたし、それがレースでも続いている。それは根本的な変更が行われるまで続くだろうね」

■ホンダはあらゆる面で劣っているとブーリエ

ブーリエは、現在抱えている問題は、F1の技術状況によってさらに悪化していると『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように続けた。

「現時点のF1においては不利な面がある。チーム間のギャップはさらに広がっているんだ」

「エンジンはさらにパワフルになるとともに効率性も上がっている。燃費や安定性も増しているんだ。さらにパワフルになったエンジンが非常に有利になっている一方で、我々のエンジンはすべてにおいて不利な要素で構成されている」

そのマクラーレンでは、アロンソの母国で開催される次戦スペインGP(14日決勝)で何らかの改善が見られることを期待するしかない状況だ。

「基本的にはその通りだし、そうなることを期待しているよ」とブーリエは付け加えた。

■すぐに2018年仕様エンジン開発着手が必要

うわさでは、ライバルメーカーであるメルセデスが、ホンダエンジンの改善に向けて支援を行うのではないかとすら言われている。だが、この件について質問されたブーリエは、そっけなく「ノーコメント」と答えるのみだった。

だがブーリエは、ホンダはすぐにでも2018年仕様エンジンの開発を開始すべきだと次のように続けた。

「2017年もまだ開発途上だし、後はホンダの責任だよ。だが、ホンダはすぐに(2018年に向けての開発を)始めるべきだ」

「例えば、メルセデスはすでに2018年に使うエンジンを用意しているんだからね」とブーリエは付け加えた。

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