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【ホンダF1】「PUにはまだポテンシャルがある」短期間で懸命に分析し「暫定的な対策」振動問題にも進歩

2017年04月20日(木)12:39 pm

バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたシーズン中の公式テスト最終日(2日目)は、初日よりも実りの多い一日となった。

■中村聡(Honda R&Dチーフエンジニア)

「昨日のテスト初日は、MGU-H周辺の問題によりあまり周回を重ねられませんでしたが、今日はスケジュール通りにプログラムを消化できました。トータルで81周を走行し、昨日の遅れをほぼ取り戻すことができたと思います。

先日のバーレーングランプリでMGU-Hの問題が発生して以降、短い時間ではありましたが懸命に分析を行い、今回のテストで一連の問題に対して、暫定的な対策を施しています。

今日の走行で対策の方向性をある程度確認できたことは大きな収穫でしたし、今日はそれ以外にもセッティングの調整によりドライバビリティや振動の問題に進歩が見られました。

バーレーングランプリの前から昼夜を問わずに作業を続け、今日の結果につなげてくれたチームスタッフ全員に、感謝をしたいと思います。

パフォーマンス面で言えば、まだ目標としている部分にまで到達できていませんが、いま我々が向かっている方向は正しいと感じています。

我々のPUにはまだポテンシャルがあると思っていますし、今回得られた貴重なデータを元に今後も改善を続け、できるだけ早くライバルにキャッチアップできるよう、努力を続けます。

ロシアグランプリはもう10日後に迫っていますし、我々にとってはまた厳しい週末になることを予想しています。ただ、どのような状況でも前進することを目指し、マクラーレンとチーム一丸となり、努力を続けていきます」。

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