ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2017年F1第3戦バーレーンGP(16日決勝)に向けて次のように語った。
■長谷川祐介「信頼性に加えてパフォーマンスの進歩も示したい」
「雨模様で寒かった中国での週末をへて、これから乾燥して熱いという全く逆のコンディションが予想されるバーレーンへと向かうことになります」
「中国でのレース結果は非常に残念なものでした。しかし、そうした結果にもかかわらず、リタイアで終えるまではいくつもの前向きな手応えを得ていましたし、難しいコンディションにおいて勇気づけられるレースとなっていました」
「今季序盤の2レースを終え、我々のパワーユニットの信頼性が進歩したことには自信を持っています。そしてバーレーンではさらにパフォーマンスも示せると期待しています。マクラーレン・ホンダにとってのホームレース(注)でもありますし、この勢いを持続できるよう期待しています」
「熱いコンディションと、このサーキットの2本の長いストレートがパワーユニットに大きな負荷を与えることになります。ですから決して楽な週末になるとは考えていません。マクラーレンと共にフリー走行を通じて最善のセットアップを見つけることに集中していきたいと思いますし、信頼性も確かなものにしたいと思っています。ファンにここでいいレースを見せたいと期待していますし、ポイントを獲得するために最善を尽くしていきます」
(注) バーレーンの国営投資会社マムタラカトがマクラーレン・グループの50%の株式を所有している筆頭株主であるため、マクラーレン本部があるイギリス、ホンダの本部がある日本と並ぶ第三のホームレースとなる。