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【予選レポート】フェラーリ、メルセデスに一歩届かず アロンソは意地のQ2進出/F1中国GP

2017年04月08日(土)17:43 pm

2017年F1第2戦中国GPが4月8日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で2日目を迎え、現地時間15時(日本時間16時)から行われた予選でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。開幕戦オーストラリアGPに続き今季2回目、通算では63回目。

●【予選結果】F1中国GPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

■アロンソがQ2進出 フェルスタッペンにトラブル

Q1では、フェラーリ勢、メルセデスAMG勢が無難にタイムを刻む中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンのマシンがトラブルを抱えるというハプニングが発生。しかも、Q1終盤にザウバーのアントニオ・ジョビナッツィが最終コーナーからの立ち上がりでスピンしてクラッシュするアクシデントが起きたことにより、その影響を受けたハースのロマン・グロージャンやルノーのジョリオン・パーマーがQ2進出を逃すという波乱含みの展開となった。

そんな中、苦戦が予想されたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10番手に入る快走を見せQ2進出を決めたものの、チームメートのストフェル・バンドーンは惜しくも16番手でQ1敗退となった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、17番手ロマン・グロージャン(ハース)、18番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、19番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、20番手エステバン・オコン(フォース・インディア)

■Q2トップはライコネン アロンソは力尽きる

Q2でも順当にフェラーリ勢、メルセデスAMG勢が上位タイムを刻んでいく。各ドライバーが最初のアタックを終えた時点ではアロンソ、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、そしてQ1でクラッシュし、このセッションでは走行不能となったジョビナッツィ(ザウバー)がノックアウトゾーンに位置した。

しかし、2回目のアタックでヒュルケンベルグが順位を上げ、トロロッソのカルロス・サインツが入れ替わりにトップ10圏外へと落ちる。アロンソもマグヌッセンにかわされ、結局13番手でQ2敗退となった。Q2トップでQ3に進んだのはフェラーリのライコネンだった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、12番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、13番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、14番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、そしてノータイムのアントニオ・ジョビナッツィ(ザウバー)。

■ハミルトン逆襲、フェラーリにポール渡さず

Q3では、最初のアタックではメルセデスAMGのハミルトンが地力を見せて1分31秒902の暫定ポールタイムを刻み、それにベッテル、ボッタス、ライコネンの順で2強チームのドライバーが並んだ。

2回目のアタックでもハミルトンがさらにタイムを短縮し1分31秒678を刻んでみせる。ベッテルも懸命の走りでハミルトンに迫るものの0.186秒届かず2番手に終わった。3番手にはベッテルとわずか1000分の1秒差でボッタスが続いた。

■ハミルトンはポール獲得歴代2位記録にあと2つ

結局、今季の第2戦も開幕戦に続いてメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールを獲得。ハミルトンはこれで通算ポール獲得数を63に伸ばし、アイルトン・セナが持つ歴代2位の記録にあと2つと迫った。

5番手から10番手までの結果は次の通り。5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、8番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、10番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)。

予選前にはかなりの苦戦が予想されたマクラーレン・ホンダだが、フェルナンド・アロンソはQ2に進み、最終的に13番手で予選を終えている。チームメートのストフェル・バンドーンは惜しくも16番手で開幕戦に続くQ1敗退となった。

F1中国GP決勝は、明日の日本時間15時から始まる。

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