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【P3レポート】強さを示すフェラーリ ホンダは予選Q1突破に黄信号/F1中国GP

2017年04月08日(土)14:29 pm

2017年F1第2戦中国GPが4月8日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で2日目を迎え、現地時間12時(日本時間13時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

●【P3タイム結果と画像】F1中国GPフリー走行3回目、タイム差、周回数

フリー走行2回目がキャンセルされるなど、イレギュラーな形でスタートした中国GPだったが、今日は曇り空の下ではあるものの無事にドライコンディションのもとでフリー走行3回目のセッションがスタートされた。

■ベッテルが昨年のポールタイムを大幅に更新

セッション序盤にはレッドブルのダニエル・リカルドがトップタイムを刻み、そこにフォース・インディアのセルジオ・ペレスやウィリアムズのランス・ストロールなどが続いていく。だが、フェラーリ勢やメルセデスAMG勢はセッション前半にはロングランに徹する走行プログラムを展開する。

セッションが後半に入ると、まずフェラーリが最も軟らかいスーパーソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始。ベッテルが昨年の上海でのポールポジションタイムを2秒以上も短縮する1分33秒336を刻む。

■ミスを犯したハミルトンはベッテルのタイムに届かず

セッションの残り時間が15分ほどになったところでメルセデスAMG勢も予選シミュレーションを開始するが、フェラーリ勢のタイムには届かない。セッション終盤に新しいタイヤセットでベッテルのタイムに挑戦したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は途中までベッテルのタイムに肉薄するペースで走行するも、最後にミスを犯してタイム更新ならず。その間にチームメートのボッタスがハミルトンから3番手の位置を奪い取った。

結局、誰もベッテルのタイムを更新することができず、フリー走行3回目はベッテルがトップのままでチェッカーフラッグが振られた。だが、メルセデスAMGも終盤に速さを見せてきており、予選ではフェラーリとメルセデスAMGによる激しいポールポジション争いが展開されることになりそうだ。

■厳しい状況で予選を迎えるマクラーレン・ホンダ

フリー走行3回目のトップ10ドライバーは以下の通り。
トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、4番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、5番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、6番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、8番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、9番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、10番手カルロス・サインツ(トロロッソ)。

マクラーレン・ホンダ勢は予想されていた通り、中国ではかなり厳しい位置に置かれてしまった。フェルナンド・アロンソは17番手、ストフェル・バンドーンは19番手で予選前最後のセッションを終えており、このあとに行われる予選でのQ1突破に黄信号がともる状態となっている。

F1中国GP予選は、このあと日本時間16時から始まる。

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