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ファンとの距離も縮まる新時代のF1

2017年04月04日(火)18:46 pm

昨年から大幅にレギュレーションが変更され、F1カーがより速く、よりアグレッシブなスタイリングとなったことで今季のF1への注目度が昨年よりも大きくなっているのは間違いないようだ。

■例年以上の注目が集まった今季の開幕戦

さらに、F1の新オーナーとなったリバティ・メディアがこれまでのバーニー・エクレストン時代のやり方を見直してファンとの距離感を縮める施策を打ち出し始めるなど、近年のF1人気低下減少に歯止めがかけられるかもしれないと考えられている。

実際のところ、3月に行われた今季のF1開幕戦オーストラリアGPは、サーキットに訪れた観客数、テレビの視聴者数ともに、昨年よりも増加したと伝えられている。

■オーストリアGPのチケット販売も好調

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、レッドブルが所有するレッドブルリンクで行われるオーストリアGP(7月9日決勝)のチケットの売れ行きも、昨年に比べるとはるかによくなっていると『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』に次のように語った。

「F1活性化策が正しい方向へ向かっているようだね。それは我々のチケットの売れ行きを見ても明らかだ。前年よりも明らかに増えているよ」

■今後さらに観客増が見込めるはずだとレッドブル首脳

マルコは、F1新オーナーのリバティ・メディアがファンに対してより身近にF1を感じてもらうための策を講じていることもあり、各グランプリの主催者は今後より多くのファンにサーキットへ足を運んでもらうことができるようになるはずだと次のように続けた。

「今では新たな活動が可能となっているが、それは以前なら考えられなかったことだ」

エクレストンが最高責任者のポジションにいたころには実現不能だと考えられていたようなことも新オーナーのもとで可能となり、ファンへの訴求チャンスも大きくなっていくだろうと示唆したマルコは、次のように付け加えている。

「今後はファンがF1やドライバーにより近づくことができるし、3日間にわたって見どころが増える。非常に大勢の観客を期待することができるよ」

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