FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)が2020年以降に導入するF1エンジンに関する会議を31日(金)にパリで開催する予定であることは既報の通りだ。
その会議には、現在F1にパワーユニットを供給しているメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダ以外にも、アウディ、ランボルギーニ、さらには日本の自動車会社などが参加することになっていると伝えられている。
■F1参戦計画はないとアウディ
この会議に参加するこれらのメーカーは、2020年以降F1にエンジン供給を行うことを検討しているのではないかとの考えが浮かぶのも自然なことだろう。
だが、フォルクスワーゲン傘下の自動車会社であるアウディの代理人は次のように主張している。
「この会議に参加するとしても、現時点ではF1に参戦する計画はない」
さらに、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』によれば、レース用エンジンメーカーとして知られるイルモアの創設者であり、昨年までルノーとレッドブルの支援を行っていたマリオ・イリエンもその会議に参加することになるという。
■マリオ・イリエンがマクラーレンに協力?
そして、イリエンは現在マクラーレンに協力していると『Auto Bild(アウト・ビルト)』は付け加えている。
現在、ホンダとの関係解消のうわさが強くささやかれているマクラーレンだが、イリエンはメルセデスやルノーとも強いパイプを持っている人物だけに気になる情報だと言えそうだ。
●F1エンジン検討会議、ホンダ以外の『日本メーカー』やランボルギーニも参加か