F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)主催によるF1エンジン検討会議が31日(金)にパリで開催される予定になっている。
●F1エンジン大家がマクラーレンに協力との報道。アウディはF1参戦計画を否定
■アウディとランボルギーニも参加
現在のハイブリッド方式エンジンであるパワーユニットは2020年まで継続使用されることが決まっているが、今回の会議は2021年以降のF1エンジンをどういうものにしてゆくかを話し合うためのものだ。
その会議に、フォルクスワーゲン傘下のアウディも参加する予定だと報じられているが、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が報じたところによれば、同じフォルクスワーゲン傘下にあるランボルギーニの最高経営責任者を務めるステファノ・ドメニカリも参加することになっているという。
ドメニカリは2014年シーズン序盤までフェラーリのチーム代表を務めていた人物であり、現在はFIAのシングルシーター委員長も務めている。
■会議の目的はメーカーからの意見聴取
メルセデスのモータースポーツ責任者であり、エグゼクティブディレクターとしてF1ワークスチームを率いるトト・ヴォルフは、今回の会議について次のように語った。
「金曜日の会議の目的は、将来的にパワーユニットをどう進歩させていくかということについてメーカーの意見を聞くことにある」
「参加するのは、現在F1に参戦しているメーカーだけではないよ」
■ホンダ以外の日本メーカーも参加か
ちなみに、現在F1にエンジンサプライヤーとして参戦しているのは、メルセデス、フェラーリ、ルノー、そしてホンダの4社だ。だが、『Auto Bild(アウト・ビルト)』によれば今回の会議には全部で「少なくとも8社」が参加することになっているという。
現行F1エンジンサプライヤー4社以外のメーカーに関しては、すでに報じられているアウディとランボルギーニに加え、日本の自動車メーカー1社と、コスワースが参加することになると考えられているようだ。現時点では、その日本のメーカーがどこなのか、具体的な情報は伝えられていない。