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マクラーレンとホンダのうわさに首をかしげるF1解説者たち

2017年03月29日(水)17:31 pm

現在F1解説者を務める2人の元F1ドライバーが、マクラーレンが近いうちにホンダと手を切ってメルセデスからパワーユニットの供給を受けることになりそうだといううわさに疑問を呈した。

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今季も悲惨と言っていい状況を迎えているマクラーレン・ホンダだが、先週末に今季のF1開幕戦オーストラリアGPが開催されたメルボルンのパドックでは、すでにマクラーレンがホンダに見切りをつけ、メルセデスとの間でパワーユニット供給に関する交渉を開始したようだとのうわさがささやかれていた。

しかも、それは来季からというような話ではなく、今シーズン中にも実現されるのではないかとさえ言われている。

■ホンダとの関係解消を否定しないマクラーレン

当のマクラーレンもそうしたうわさを明確に否定することはなく、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエも、ベルギーの『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』に対し、次のような悲観的なコメントを行っている。

「いいエンジンを手にすることができそうかって? 分からないよ」

「ホンダにはまだそれを発明する必要があるからね」

■契約上も難しいだろうと元ホンダテストドライバー

だが、かつてジャガーやレッドブルで活躍し、2007年にはホンダのテストドライバーを務めていたことでも知られる元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンは、マクラーレンとホンダがそう簡単に決別するとは考えていないようだ。

オーストリア出身のクリエンは、母国のテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。

「彼ら(マクラーレン)が満足できていないことは極めて明らかだ」

「だが、これは彼ら自身が解決するしかない問題だ。なぜなら、新しい(エンジン)パートナーがそれほど早く見つかるとは思えないからね。それに彼らには契約があるし、それが非常に重要なんだ」

■シーズン途中での変更は暴挙だとF1解説者

また、ドイツ出身の元F1ドライバーであり、現在はF1解説者を務めるクリスチャン・ダナーもドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「現在のパワーユニットは非常に複雑だが、エンジンサプライヤーを変えることは技術的には可能だ。だが、それはほとんど暴挙だと言えるものだろうね」

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