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「ボッタスを選んで大正解だった」とニキ・ラウダ

2017年03月28日(火)16:58 pm

「バルテリ・ボッタスはまさにメルセデスAMGにふさわしいドライバーだ」

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そう語ったのはメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダだ。

メルセデスAMGでは、2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然F1から引退してしまったことを受け、急きょウィリアムズのドライバーだったボッタスを獲得していた。

優秀なドライバーだという定評はすでに得ていたものの、ボッタスがメルセデスAMGでロズベルグの後任にふさわしい活躍ができるのかどうかに関しては疑問の声があったのも事実だ。

■期待にたがわぬパフォーマンスを見せたボッタス

だが、メルセデスAMGでの初レースに臨んだボッタスは、予選と決勝でいずれも3番手となる走りを見せた。

ちなみに、昨年のオーストラリアGP予選ではポールポジションのルイス・ハミルトンと2番手だったロズベルグのタイム差は0.360秒だった。今年の予選でボッタスはフェラーリのベッテルに割り込まれて3番手だったものの、ハミルトンのポールタイムとボッタスの予選タイムの差は0.293秒だった。つまり、タイムから見れば、ボッタスはロズベルグ以上のパフォーマンスを示して見せたことになる。

■正しいドライバーを選択したとラウダ

決勝でもハミルトンに次ぐ3位でフィニッシュしたボッタスについて、伝説的元F1ドライバーでもあるラウダは次のように語った。

「彼は大きなプレッシャーがかかる中で、ミスのないレースをした。そして彼のスピードはルイスからそれほど離されていなかった。ロズベルグ同様だったよ」

「我々はまさに正しいドライバーを選択したということだ」

■ハミルトンを抜けるだけのスピードはなかったとボッタス

予選後には不満の表情を浮かべていたボッタスだが、決勝では最終的にハミルトンからわずか1秒ちょっとの差でフィニッシュできたこともあり、自分でもまずまずのパフォーマンスが発揮できたことに満足していたようだ。

レース後に、前を走るハミルトンに攻撃をしかけようとは思わなかったのかと質問されたボッタスは、次のように答えた。

「そんなことをしても意味がなかったと思うよ。ルイスに攻撃をしかけるには、少なくとも彼より2秒速い状態が必要だったと思うけれど、そうではなかったからね」

■今年のメルセデスAMGマシンには欠点も?

だが、ボッタスがハミルトンに攻撃をしかけられなかった理由については、別のうわさもささやかれている。それは、今季のメルセデスAMGのF1カーは、ほかのクルマの背後についたときにそのクルマによって発生する空気の流れによってうまくパフォーマンスできなくなるという欠点を抱えているのではないかというものだ。

だが、ラウダはそうした推測について次のように主張した。

「その説は疑わしいね。1レースが終わっただけの時点で、私はあまりにも多くの結論を導き出すつもりはないよ」

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