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どうしたレッドブル? 課題はパワーユニットと繊細すぎるシャシー

2017年03月26日(日)20:51 pm

レッドブルは、パワーユニットとシャシーの両方に問題を抱えている。

シーズン前はタイトル争いを期待されていたレッドブルだが、F1開幕戦オーストラリアGPでは、メルセデスAMGやフェラーリに水をあけられてしまった。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、「僕たちはグリップもエンジンパワーも足りない」とオーストラリアGPの予選後に語っている。

■問題はサスペンションの変更ではない

レッドブルが予想以上に苦戦しているのは、巧妙なサスペンションシステムを変更するようFIA(国際自動車連盟)に要求された影響ではないかと考える者もいる。

しかし、フェルスタッペンは「いや、それは関係ないよ」と話す。

「サスペンションは冬のテストと変わっていない」

「僕たちはすべてを分析し、すべてを改善するよう努力しなきゃいけないんだ」

■課題の1つはパワーユニット

課題の1つが、搭載するルノーのパワーユニットの信頼性だ。しかし、予定されていた改良型の投入は、5月から6月に延期されたと伝えられている。

また、予選では、メルセデスAMGやフェラーリのようなフルパワーモードがないこともレッドブルの不利になっている。

「メルセデスAMGやフェラーリには“魔法のボタン”があるけれど、われわれにはまだない」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが予選後に話したと『Autosprint(オートスプリント)』は伝えている。

■「シャシーに問題がある」とマルコ

しかし、問題はパワーユニットだけではないとレッドブルのモータースポーツ責任者ヘルムート・マルコは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に認めている。

「シャシーに問題がある」

「われわれのクルマは、あまりにも繊細であることがテストで分かった。セットアップがほんのわずかでも外れると、ラップタイムに深刻なロスが生じる」

マルコは、この問題に「それなりの時間」で対処できるだろうと話すが、フェルスタッペンは違う考えだ。

「僕たちは1秒も遅い。普通は一夜にして解決できることじゃないよ」

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