F1開幕戦オーストラリアGP決勝レースで、終盤までトップ10を走行していたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、「おそらく僕の人生で最高のレース」と語った。
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フェルナンド・アロンソは、予選13番手を獲得。ダニエル・リカルド(レッドブル)の5グリッド降格ペナルティにより12番グリッドからスタートし、ロマン・グロージャン(ハース)のリタイアなどもあり、渾身の走りで10位争いをしていた。
その後、巧みな走りでエステバン・オコン(フォース・インディア)を抑え続けていたが、サスペンショントラブルによりレース残り7周のところでリタイアとなった。
■アロンソ、人生で最高のレース
しかしアロンソは「競争力のないクルマ」でポイント圏内を走行していたのは驚きだったと認めた。
「おそらくその瞬間まで僕の人生で最高のレースだったね」
「冬の準備なしで、競争力のないクルマで、野蛮な方法で燃料をセーブしなければならないのは何度もあった。僕たちは1周あたり約2秒上げなければならないのに、それでも僕たちはポイント圏内にいたんだ」
「僕たちがやったことはかなり驚きだったけど、結局は完走できなかった」
「だけど、おそらく僕が経験してきた中でもベストレースの1つだったよ」
■30km/h遅い、早急に改善を
しかしながらアロンソは、競争力不足のマクラーレン・ホンダの力を考えると、次のレースで同様のパフォーマンスは得られないと考えている。ホンダエンジンはライバルより30km/h以上遅かったと語った。
「僕が言ったように、予選で13位になり、ポイント圏内を走行する、というこんな週末はほとんどないだろう。次のレースでは基本的に不可能だと思う」
「ここのトラックは、難しく、すごく狭く、すごくバンピーで、経験値が必要だった」
「通常のサーキットでは、ポジションは少し下がるだろうから、すぐにでも改善する必要がある。そうしなければ、僕たちはすごくフラストレーションが溜まるレースをすることになる」
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