今季、マクラーレンのパートナー・アンバサダーに就任した元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、マクラーレン・ホンダは現在の苦境から抜け出すために全力を尽くさなくてはならないと語った。
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■厳しい3シーズン目を迎えたマクラーレン・ホンダ
今年で3年目を迎える新生マクラーレン・ホンダのプロジェクトだが、バルセロナで行われたシーズン前テストではホンダパワーユニットが信頼性とパフォーマンスの両面で大きく後れをとっていることが明らかとなった。
24日(金)にメルボルンで開幕する今シーズンの初レースとなるオーストラリアGP(26日決勝)でも、予選では最後尾争いを展開することになり、レースでも完走できるかどうか分からない状態となるだろうという厳しい予想が立てられている。
■悩み患うよりは行動だとハッキネン
だが、マクラーレンで1998年と1999年に2年連続でF1チャンピオンとなったハッキネンは、母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。
「私はマクラーレンがこの状況からばん回できると信じている。たとえそれが簡単なことではないにしてもね」
「だが、あれこれ気をもんだところでうまくいくわけではない。多くのハードワーク、チーム精神、意欲、そして問題解決が必要となる」
■チームには適正な人材がそろっている
そう語った48歳のハッキネンは、次のように結んでいる。
「問題を正すためには、それにふさわしい人材を見つけようと目を開くことが必要だ。だが、チームにはすでにそうした人たちがいて、そのために取り組んでいるのは確かだよ」