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ハミルトンは今年ベッテルの記録に並ぶはずだとニキ・ラウダ

2017年03月23日(木)11:42 am

2015年に通算3度目となるF1王者に輝いたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、積極的にF1以外セレブたちと交流し、自ら音楽アーティスト活動を行うことなどもあり、F1に対して真剣に取り組んでいないのではないかとの批判的意見も多くなっていた。

■ハミルトンの行動姿勢には批判の声も

2016年には、何度かF1カーに信頼性問題が発生したという不運もあってタイトルをチームメートのニコ・ロズベルグにさらわれてしまったが、問題は本人のF1に対する姿勢ではないかとの見方をしている者も少なくないようだ。

例えば、かつてジョーダン・グランプリを率いていた元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、ハミルトンが昨年4度目のタイトル獲得チャンスを逃してしまったのは、シーズン中盤にやる気を失ってしまっていたせいだと考えている。

ジョーダンは、イギリスの『Times(タイムズ)』紙に、「あれはプロフェッショナルとは言えなかったよ」と語っている。

■今季目指すのはベッテルの記録に並ぶこと

だが、メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、そうした見方は間違いであり、今季もハミルトンは強い意気込みを持ってシーズンに臨むはずだと『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「私はノーと言うよ」

「ルイスは4度目のF1タイトルを獲得しようという強い気持ちで臨むだろう。そうなれば彼は(セバスチャン)ベッテルに並ぶことになる。彼にとってはそれが特に重要なことだからね」

■今季ハミルトンがチャンピオンになれば歴代3位タイ

現在、現役ドライバーにおける最多チャンピオン回数記録はベッテルがレッドブル時代の2010年から2013年にかけて達成した4回だ。そして、それにハミルトンが通算3回で続いている。

すでに通算勝利数は歴代2位、通算ポール獲得数は歴代3位と、いずれも現役ドライバーの中では最高の記録を手にしているハミルトンにとって、当面の目標は通算タイトル獲得数を4に伸ばしてベッテルに並ぶことだ。

ちなみに、通算タイトル獲得数1位はミハエル・シューマッハの7回、2位はF1黎明(れいめい)期に活躍したファン・マヌエル・ファンジオの5回となっている。もし今季ハミルトンが4回目のタイトルを獲得すれば、アラン・プロストやベッテルと並んで歴代3位タイに並ぶことになる。

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