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【マクラーレン】エンジン契約破棄の過去・・・メルセデス搭載でアロンソ引き止めに改革急ぐ

2017年03月17日(金)9:54 am

マクラーレンは、ホンダが現在抱えている問題を解決できないと判断した場合に備え、メルセデスに対してパワーユニット供給の可能性について問い合わせたと『BBC』などが報じた。

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■マクラーレンは過去にもエンジン契約破棄・・・

マクラーレンは、過去にもエンジン契約を破棄している。1994年、マクラーレン・プジョーだ。この年、ミカ・ハッキネンは2年目。しかし、プジョー・エンジンの信頼性が低く、複数年契約をたった1年で打ち切っている。

■20年も続いたマクラーレン・メルセデス

マクラーレンは、プジョーと契約破棄した翌年の1995年からメルセデス・エンジンを搭載し、2009年末まで15年間はファクトリー・パートナーだった。その後、メルセデスが自前のチームを復活させたが、マクラーレンはカスタマーとしてさらに5年間、2014年までメルセデス・エンジンを使い続け、2015年までの契約を1年前倒しで解除し、マクラーレン・ホンダが復活した。

■2014年も勝てなかったマクラーレン・メルセデス・・・

2014年から現行のターボ・ハイブリッドのパワーユニットが導入されて以来、メルセデスAMGはF1でベストの記録を続けている。一方で、2014年のマクラーレン・メルセデスは、年間ランキング5位で、表彰台は2回、優勝無しに終わっている。

■ファクトリーエンジンでも勝てないマクラーレン・ホンダ・・・

マクラーレンがホンダとの契約を発表した時、ロン・デニスは「ファクトリーエンジンでなければF1で勝つことは不可能だ」という理由を挙げていた。

しかし今、マクラーレンはホンダが競争力のあるエンジンを作ることに疑問を抱いており、ファクトリーエンジンからカスタマーエンジンへの切り替えを考慮し、可能性を探っている。

■アロンソは、移籍は失敗?引き止めに焦るマクラーレン

F1開幕前テストで、トップから2.7秒差で終えた際、エリック・ブーリエ「メルセデス・エンジンなら勝てると信じている」とスペインの新聞『AS』に語り、このままでは、2度のF1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソを失ってしまうと付け加えていた。

フェラーリで苦しんでいたアロンソは、フェラーリよりもマクラーレン・ホンダのほうがチャンピオンを獲得する可能性があると見込んで移籍したが、フェラーリでの2013年5月以来、勝利から遠ざかっている。

エリック・ブーリエは「彼(アロンソ)は競争力を望んでいる。なぜなら、彼には自分自身と世界に対し、示せる才能があるからだ。我々は彼がハッピーでいられるよう、競争力が必要だ。我々に競争力があれば彼はハッピーだろうし、そうでなければ彼は(移籍という)決断を下すだろう」と語っている。

いずれにせよ、序盤の数戦で、マクラーレンとホンダ、そしてフェルナンド・アロンソが決断を下すことになるだろう。

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