今年バルセロナで2回に分けて行われたF1公式シーズン前テストでは、すべてのF1チームがシャークフィンと呼ばれるパーツをエンジンカウル後方に備えていた。
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現在はテレビのF1解説者を務める元F1ドライバーのマルク・スレールによれば、そのシャークフィンは「リアウイング前方の空気の流れを整えるため」のものだと言う。
このシャークフィンのような形状のパーツが登場したのは今年が初めてではない。だが、以前は見た目が好ましくないとの理由によりその装着が禁止されたという経緯がある。
スレールは、今年はこれに加えてさらに見苦しいパーツを付けているチームもあると次のように続けた。
「メルセデスAMGやほかのいくつかのチームでは、リアウイングの前方に2つめのウイングを付けているところもある。だが、あれは恐ろしく見栄えが悪いし、禁止すべきだよ」
「幸運なことに、ロス・ブラウン(F1モータースポーツ担当マネジングディレクター)も同じ意見のようだ」と65歳のスレールは付け加えている。
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