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【マクラーレン・ホンダ】「空力の準備は順調。最終日は信頼性の問題が収まるはず」

2017年03月10日(金)20:20 pm

9日(木)、スペイン・バルセロナでの第2回公式テストは3日目を迎え、ストフェル・バンドーンが開幕前最後の走行に臨んだ。

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セッション開始からは順調に進み、これまでのテストと同様に空力の相関作業(シミュレーションと実走データの整合性を確認する作業)とデータ収集を行った。

■電気系に問題発生

ところが、24周目を終えたところで、バンドーンのマシンは電源供給を失ったことよってストップ。ピットに戻り、問題の調査とマシンの再起動を行って走行を再開すると、さらに9周を走行した。

午前中のセッション終盤に問題が再発したため、またもコース上でマシンを止めざるを得ず、セッションは赤旗中断となる。チームはさらなる確認を行うために部品を取り外し、いくつか電装系の部品を交換したが、原因解明には至らなかった。

■開幕戦へ準備

バンドーンは午後3時45分に再びコースイン。ハンドリングを調整するとともに、メルボルンでの開幕戦に向けた準備として、必要な手順のリハーサルも行った。

この日の走行はトータル48周。明日は最後のテストとなり、フェルナンド・アロンソがプログラムを引き継ぐ。

■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ・レーシングディレクター)

「今日のスタートは順調で、空力のテストプログラムやメルボルンに向けた準備などに取り組むことができた。ストフェルはすばらしいフィードバックをもたらしてくれて、開幕戦が近づく中で前進することができた。

残念ながら、昼休み前の数周で、2度電装系に問題が起こってしまった。2つとも同じ問題だと思うが、詳細はまだ分かっていない。マシンのチェックに時間がかかり、ストフェルがコースに戻ったのは午後になってしまったが、再発予防のためテストプログラムを早めに終えることにした。

今夜は明日の最後の走行に向けて懸命に取り組まなければならない。オーストラリアGP前の最後の機会を有効に活用したいと思う。重要なのは、シミュレーションデータの有効性を確認し、マシンについての理解を深めることだが、その点については正しい方向に進んでいる。明日は信頼性の問題が収まるはずだし、最後のテストを全力でプッシュしていきたいと思う」

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