9日(木)、今シーズン2回目のF1プレシーズンテスト(バルセロナ・サーキット)3日目午前中の走行が終了した。
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■マクラーレン・ホンダ、やっと1分22秒超え
これまで6日間のテストの中で、唯一、昨年のF1スペインGP予選のポールポジションタイム1分22.000秒をクリア出来ていなかったマクラーレン・ホンダだったが、7日目にしてようやく1分22秒の壁を超えてきた。
この日走行を担当しているストフェル・バンドーンは、1分21.348秒を記録した。これは最も軟らかい「ウルトラソフト(パープル)」タイヤを使用してのタイムで、まだトップとは2.3秒の開きがあるが、まずはポジティブな情報と言えるだろう。昨日から搭載している新パワーユニットの進化にも期待したい。
■フェラーリ最速
メルセデスAMGが最も警戒しているチームが、フェラーリだ。そのフェラーリのセバスチャン・ベッテルが「ウルトラソフト(パープル)」タイヤを装着して、このプレシーズンテストで最も速いタイム1分19.024秒を叩きだした。
昨日バルテリ・ボッタス(メルセデス)が更新した1分19.310秒を大きく上回り、今日同じ天候条件下で走行していたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の1分19.352秒をも楽々と上回っている。
今年は強いフェラーリの復活に期待できそうだ。
■【最終F1テスト:3日目午前タイム】
順 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ベッテル | フェラーリ | 1:19.024 | - | 60 | 18 |
2 | ハミルトン | メルセデス | 1:19.352 | 0.328 | 52 | 9 |
3 | オコン | Fインディア | 1:20.161 | 1.137 | 51 | 10 |
4 | クビアト | トロロッソ | 1:20.416 | 1.392 | 34 | 11 |
5 | リカルド | レッドブル | 1:20.824 | 1.800 | 41 | 11 |
6 | マグヌッセン | ハース | 1:20.863 | 1.839 | 45 | 8 |
7 | バンドーン | マクラーレン | 1:21.348 | 2.324 | 33 | 11 |
8 | パーマー | ルノー | 1:22.418 | 3.394 | 31 | 8 |
9 | エリクソン | ザウバー | 1:23.330 | 4.306 | 88 | 10 |
10 | ストロール | ウィリアムズ | 1:24.863 | 5.839 | 85 | 8 |
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