いったんは2016年限りでF1から引退することになっていたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が、先週行われた今季最初のF1公式シーズン前テストを振り返って次のように語った。
■マッサが見るトップ3の順序は?
「現時点では、僕としてはメルセデスAMG、フェラーリ、レッドブルと続いてその次に僕たちがいるという印象を持っているよ。ルノーもかなりよくなってきているけれどね」
先週行われた今年最初のシーズン前テストでは、フェラーリが最強メルセデスAMGを脅かすのではないかと思えるほどのパフォーマンスを示してみせていた。マッサもこのフェラーリの躍進は「うれしい驚きだった」と語り、今年メルセデスAMGの最大のライバルとなるだろうとみなされていたレッドブルに関して次のように続けた。
「彼らのクルマには、想像していたような、ほかと大きく違うところは見られなかった。だけどもちろん、まだ決めつけるのは早すぎるけれどね。これから彼らがどういうものを持ち込むか、様子を見て行こう」
■アロンソの気持ちは想像に難くない
一方、今季もトラブルにより最初のテストを満足に走行することができなかったマクラーレン・ホンダについて尋ねられたマッサは、かつてフェラーリでチームメートだったフェルナンド・アロンソが気の毒に思えると次のように語った。
「またも彼ら(マクラーレン・ホンダ)は困難なスタートを切ってしまったね。僕はフェルナンドがどういう気持ちなのか想像できるよ。楽じゃないだろうな。僕は彼のことをよく知っているからね」