2013年から2年間フェラーリのテスト兼リザーブドライバーを務めていた元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、今季のフェラーリにはかなり期待が持てそうだと考えているようだ。
■フェラーリを称賛するデ・ラ・ロサ
今季最初の公式シーズン前テストが行われたスペインのバルセロナに顔を見せた46歳のデ・ラ・ロサは、母国スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語った。
「フェラーリのクルマはすごくしなやかだし、いいのは明らかだね。もちろん、彼らがどれほどの燃料を積んでいるのかは分からない。だが、コース上では本当に素晴らしいよ」
■2017年の本命は?
そう語ったデ・ラ・ロサだが、いざシーズンが開幕すれば、やはりメルセデスAMGが先頭を走ることになるだろうと示唆し、次のように続けた。
「メルセデスAMGのクルマはターン1と2ですごくいいよ。あそこではあれ以上に速いクルマはないね。あのクルマはかなりダウンフォースを稼いでいると思うよ」
■理解に苦しむシャークフィン復活
デ・ラ・ロサは、今年のF1マシンはなかなかいいが、足りない部分や理解できない部分もあると次のように続けた。
「新しいクルマを見るのは本当に楽しかった。唯一欠けているものは、それにふさわしいエンジン音だね」
「クルマの見た目に関しては、なぜまたシャークフィンが許されたのかが理解できないよ」
「誰もがあれは見苦しいと考えたから禁止されていたんだ。なぜまたあれが復活したんだろうね?」と首をかしげるデ・ラ・ロサだった。