23日(木)、イギリスのシルバーストーンで新車『W08』を発表したメルセデスAMGは、その後、バルテリ・ボッタスがフィルミングデーという100kmまでの撮影用のための走行でシルバーアローのクルマを初ドライブ。しかし、その新車には、先ほど発表されたばかりの新車とは違うウィングがついていた。
■ボディはシンプル、パーツは複雑
フロントノーズ、そしてエンジンカバーのフィンなど非常にスッキリとした印象の『W08』。新レギュレーションの解はこれだと言わんばかりのシンプルさだ。
しかし、コクピット左右にはウィングがついていたり、バージボードは非常に複雑な多重構造の形状になっており、ダウンフォースを増やそうというデザイナーの創意工夫が見られた。
ところが、その創意工夫はそれだけではなかった。
■T字ウィング登場
新車発表後に、撮影のためにコースに出てきたバルテリ・ボッタスのエンジンカバーのフィン後端部、リヤウィングの手前に注目だ。そこにはリヤウィングよりも高く、細いT字のウィングが付けられている。T字ウィングには撮影用の車載カメラを載せているわけでもないため、純粋にダウンフォースを増やすためのエアロパーツのようだ。
メルセデスAMGは、開幕のオーストラリアGPに向けて、来週のバルセロナテストから他チームのようなシャークフィンを含め毎日多くのパーツをテストしていくようで、このT字ウィングもテストの一環ということだ。
Valtteri Bottas tests the Mercedes AMG F1 W08 for the first time with a new Aero wing on the rear engine cover at Silverstone Circuit pic.twitter.com/kK336otArp
— SUTTON IMAGES (@suttonimages) 2017年2月23日
Amazing detailing on the new Mercedes AMG F1 W08 launched today at Silverstone #MercedesAMGF1 #detail #technical pic.twitter.com/W2Wr8VRDqA
— SUTTON IMAGES (@suttonimages) 2017年2月23日