ルノーF1の新車『R.S.17』がロンドンで発表され、ニコ・ヒュルケンベルグは、チームを引き上げていくことを楽しみにしていると語った。
ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアからルノーに移籍し、F1で8シーズン目となる2017年を4つ目のチームで迎えるが、『R.S.17』が力強い見通しだと考えている。
「セクシーだね!風洞で初めて見た時、感動したよ」
■ルノーの目標は年間5位
2016年シーズンをコンストラクターズ9位で終えたルノーは、2017年の目標を年間5位に設定しており、ヒュルケンベルグは「幻想ではない」と次のようにコメントした。
「ルノーの一員になれてすごく嬉しいよ。たくさんの作業が進んでいて、僕たちは長期的な視野で成功を見据えている。立ち上げの年だった2016年を経て、2017年は確かに、将来のために多くの分野で改善と重要な成長が見られた」
「目標は、今シーズン通して中団へと進み、2018年にもう一歩前進することだ。僕はここの一員であることに触発されているし、より良いパフォーマンスのために全力を注ぐよ」
■成功に飢えているが、着実に進める
ルノーF1に移籍してからスムーズに進んでいるようで、自身の「情熱、経験、成功への飢え」がルノーF1を加速させるという。
「一日が終わった時、チーム全員の努力が重要だ。でも、最終的には2人のドライバーがコース上で結果を出さなければならない。チームの年間のゴールはわかっているし、僕たち全員が良い結果を出すためにチャンスを最大限に活用して、全てをステップ・バイ・ステップで進めていくよ。成功を実現させるために全力を尽くすよ」
■パーマーとはうまくやっていける
その成功の鍵のひとつは、新チームメートのジョリオン・パーマーとの協力が不可欠だ。
「僕たちは良い関係を築けると思うよ」
「彼のことはまだあまり知らないけど、今後数ヶ月で変わっていくのは間違いないね!僕たちはチームの利益のために積極的に働き、お互いをハードにプッシュしていけると確信している。楽しみにしているよ」
■体力トレーニングも万全
2017年は新レギュレーションにより新しいF1カーは高速化するため、ドライビングがよりタフになると考えられており、身体のコンディションを最高の状態に持っていく必要がある。
「たくさんトレーニングをしてきたよ。12月の早い時期からトレーニングキャンプを開始して準備してきたし、1月と2月も続けた。ラップタイムは縮まるし、ダウンフォースも増加するから、サーキットを走り始めた時に完全に準備ができているようにとてもハードにトレーニングをしているんだ」
■個人の目標は「ベストを尽くす」
ヒュルケンベルグは、F1キャリアで362ポイントを獲得しており、最高順位は4位、ポールポジション1回とファステストラップ2回を記録している。しかし、ヒュルケンベルグは2017年の個人的な目標は語らなかった。
「数字は設定していないんだ。チームの目標はわかっているし、チームがそれを達成できるように全力を尽くすよ。当然、全グランプリで可能な限りのベストな結果を達成していきたいね」。
●【新車発表・画像追加】ルノーF1、2017年の新車『R.S.17』を発表