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「とんでもなく速い」2017年のF1マシン

2017年01月30日(月)18:16 pm

フォース・インディアからルノーへ移籍したニコ・ヒュルケンベルグが、今年のクルマは「とんでもなく速い」と語った。

2014年からハイブリッド方式のパワーユニットを導入するとともに、空力効果などを大きく制限したレギュレーションを導入したF1だが、その結果クルマのスピードが下位カテゴリーのものと変わらない程度に遅くなったとの批判を受けていた。そうした反省を踏まえ、今年からまた新たなシャシーやタイヤのレギュレーションが導入されることになっている。

■2017年型F1カーは確実にスピードアップ

そして、ルノーの2017年型車をシミュレーターで体験したヒュルケンベルグは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に「新車はとてつもなく速いと感じているよ」と語った。

ヒュルケンベルグは、2月27日(月)からF1公式シーズン前テストが行われるバルセロナのレイアウトを使ってシミュレーター作業を行ったのだが、「第3コーナーと第9コーナーはまったくアクセル全開で行けるよ」と付け加えている。

■一方でオーバーテイクは減少か?

だが、ヒュルケンベルグはその2017年型車で争われるレースでは、追い抜きは減ってしまうのではないかとの心配も抱いているようだ。これまでよりも速度が速くなるとともにタイヤのグリップが向上することにより、ブレーキングポイントもこれまでよりも短くなると考えられるためだ。

「モンテカルロ(モナコGP)では追い抜きはできないだろうね。幅が広くなったクルマでただコースの中央部を走るだけになるだろうし、それ以上のことはできないよ」とヒュルケンベルグは主張した。

■ドライバーの負担は確実に増加

だが、グリップが高くなり、コーナリングスピードが増す2017年のF1カーでは、ドライバーにはこれまで以上の負荷がかかることになる。

「これまでよりも2割か3割増し」のトレーニングに努めていると語ったヒュルケンベルグは、「このクルマは、僕たちにとっては再び本当に厳しいものになるだろうということはみんなに約束できるよ」と付け加えた。

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