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ロス・ブラウン「F1シーズン前テストには顔を出す。エクレストンには大きな恩がある」

2017年01月26日(木)16:44 pm

新たにF1のモータースポーツ担当マネジングディレクターに就任したロス・ブラウンが、2月27日(月)からバルセロナで行われるF1公式シーズン前テストにもその姿を現すことになるようだ。

かつて技術トップとしてミハエル・シューマッハとともにフェラーリの黄金時代を築いたブラウンは、2009年にはホンダのワークスチームを譲り受けて発足させた自らのブラウンGPでジェンソン・バトンとともにF1タイトルを獲得。さらにそのチームをメルセデスに売却した後も、2013年までチーム代表としてF1の第一線で活躍していた。

2013年シーズン限りでF1から引退していたブラウンだが、このほどF1の新オーナーとなったリバティ・メディアの重要なブレーンとして4年ぶりにF1の世界へ戻ってくることになった。

■シーズン前テストで2017年型F1カーを確認したい

しばらく前まではもうF1の仕事をすることにあまり興味がなくなったと語っていた62歳のブラウンだが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、今年は各グランプリに姿を見せることになるのかと質問されると次のように答えた。

「シーズン序盤は間違いなくそうするよ」

「そして(シーズン前)テストにも顔を出す予定だ。新しいクルマがどういうものなのかを確かめたいからね。大きくルールが変わることになっているし、できる限り早い段階でそれがショーにどういう影響を与えるかを見極める必要があるんだ」

「メルボルン(開幕戦オーストラリアGP/3月26日決勝)に向けて備えておきたいと思っている」

■今後もエクレストンの支援を期待

一時はブラウンが新たなF1最高責任者に指名されるのではないかとのうわさがささやかれたこともあり、前F1ボスのバーニー・エクレストンとの関係が少しこじれたようだと言われている。

結局、F1最高責任者のポジションはF1会長に指名されていたチェイス・キャリーが就任し、ブラウンは技術エキスパートとしてキャリーを補佐する立場に落ち着いた。

だがブラウンは、長年F1をリードしてきた86歳のエクレストンは「象徴的人物」だと語り、次のように続けた。

「本当にユニークなんだ。本当にかけがえのない人物だ」

「F1がこれほど有名になったのはそのおかげだよ。私は彼がやったようにこのスポーツを運営できる人物など想像できないね」

そう語ったブラウンは、次のように付け加えた。

「このスポーツは彼に大きな恩がある。私は、彼が何レースかに顔を見せて、今後も我々を支援し続けてくれることを期待しているよ」

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