NEXT...F1開催スケジュール

出資者探しが続くマノー 残された猶予期間は?

2017年01月24日(火)16:57 pm

マノーF1チームの管財人を務めているFRPアドバイザリーのスポークスマンは、マノーではチーム存続に向けて出資候補者との交渉を続けていくと語っている。

■チーム救済に残された時間はあと1週間?

だが、もし今月中に新たな出資者が見つからなかった場合、マノーの存続のチャンスはそこで絶たれることになると考えられている。今の状況が続けば、チームスタッフに対する2月分賃金の支払いや、2月下旬から開始されることになっているF1公式シーズン前テストに参加するための支出も行うことができないためだ。

こうした状況を受け、マノーのチームスタッフの中にはすでにルノーやトロロッソへの移籍を決めた者もいると言われている。

FRPアドバイザリーのスポークスマンは、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「今後も興味を示してくれる投資家たちとの交渉を続けることになる。テストに参加し、2017年シーズンをスタートするためには適正な財政支援が必要であることは分かっているからね」

■2016年型車の暫定使用をFIAに申請

伝えられるところによれば、マノーでは仮に新規出資者が見つかった場合においても時間的に2017年型車をシーズン開幕戦までに準備するのは難しいとして、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に対し、序盤の3レースについては2016年型車での参戦を認めるよう求めたと言われている。

だが、今年からシャシーやタイヤのレギュレーションが昨年までとは大きく変わることになっており、このマノーのリクエストが聞き入れられる可能性はそれほど高くはないと考えられている。

かなり厳しい状況に追い込まれたことは間違いのないマノーだが、『Autosprint(オートスプリント)』は、マノーは数か月前にイタリアの投資家グループと接触していたと報じている。また、インドネシアの投資家が興味をいだいているようだとのうわさもあるようだ。

いずれにしても、マノーが生き残ることができるのかどうか、あと1週間ほどでその答えが出ることになりそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック