ミック・シューマッハは、7度のF1王者である父ミハエル・シューマッハのように、いつかチャンピオンになりたいと語っている。
17歳のミックは2年間F4に参戦していたが、2017年からヨーロッパF3選手権にステップアップする。
所属するプレマでは、ランス・ストロールが2016年のF3チャンピオンとなり、来年ウィリアムズからF1にデビューする。
■「2017年は挑戦の年になる」
ドイツの『Bild(ビルト)』紙に対し、ミックは次のように語った。
「F1で世界チャンピオンになりたいと思っている。ほかのドライバーと同じようにね」
「2017年は間違いなく挑戦の年になる。でも、ここ数週間のテストで、すごく楽しくドライビングできるクルマだということが分かった」
「(F3は)ビッグネームがみんな通過してきたカテゴリーだ」
「プロフェッショナリズムでF1にちょっと近づくし、これまでとは少し変わる」
■「大きな注目を浴びるとしても、僕はレースがやりたい」
しかし、いつ頃F1にたどり着けるかはミックにもまだ分からない。「そのステップを踏む準備ができたと自分で感じられるまで」待つと話している。
「その瞬間が来るまで僕にも分からない」
「自分が正しいと思うやり方でやるよ」
カート時代には母親の旧姓ベッチの名前でエントリーしていたミックだが、今はシューマッハと呼ばれても構わないと話している。
「たとえ大きな注目を浴びるとしても、僕はレースがやりたい。それが一番大事なことなんだ」
父のミハエル・シューマッハは、3年前の2013年末にスキー事故で頭に大ケガを負い、現在もスイスの自宅で療養生活が続いている。