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マッサがFIA会長に勧められている「仕事」とは?

2016年12月19日(月)18:13 pm

フェリペ・マッサが、現在FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の会長を務めるジャン・トッドから、F1競技委員を務めないかと誘われていることを明らかにした。

トッドは現職に就く前には2008年シーズンまでフェラーリのチーム代表を務めており、2006年にフェラーリドライバーとなったマッサにとってはかつての上司でもある。

■引退撤回を検討中のマッサ

すでに今季限りでのF1引退を発表していたマッサだが、2016年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグの突然の引退により、2017年ももう1年F1で走ることを検討しているところだと伝えられている。

メルセデスAMGではロズベルグの後任として現在ウィリアムズに所属しているバルテリ・ボッタスの獲得を目指しているが、ウィリアムズでは来季ランス・ストロールという新人ドライバーをデビューさせることになっていることもあり、仮にマッサがもう1年ウィリアムズで走ってくれるのであれば、ボッタスの移籍を認めてもいいと考えているようだ。

ボッタス本人は強くメルセデスAMGへの移籍を希望しており、ウィリアムズではマッサに600万ユーロ(約7億4000万円)ともうわさされる年俸を提示し、もう1年F1にとどまるよう説得していると報じられている。

■トッドからは競技委員のお誘いも

この話が出るまでは、2017年はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)もしくはフォーミュラEで走るのではないかと言われていたマッサだが、母国ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に対し、実はもう一つF1の競技委員になるという選択肢もあるのだと明かしている。

F1競技委員とは、各レースにおいてドライバーやチームがルールにのっとって競技を行っているかどうかを監視し、必要があれば、チームやドライバーに対して何らかの制裁を与えることが主な仕事となる。

かつてのボスでもあるトッドから直々に誘いを受けたというマッサは、次のように語った。

「彼(トッド)が僕にレースの競技委員になって欲しいと言っているんだ。だけど、僕は自分がその仕事をやりたいと思うかどうかは分からないよ」

「僕がFIAのためにやれることがあるのは間違いないよ。交通安全キャンペーンとか何かそういうことを手伝うことがね。だけど、競技委員に関しては、分からないな」

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