MotoGPで6冠を達成しているバレンティーノ・ロッシが、実際にF1に転向する可能性があったことを父親が明かした。
現在37歳のロッシは、2006年と2010年にフェラーリのシーズン前テストに参加して好タイムをマークしたことがあり、F1転向の可能性を何度か口にしていた。
自身もロードレース世界選手権で戦った経験をもつ父のグラツィアーノは、イタリアのメディアに対して、フェラーリでのテストは非常に真剣なものだったと語った。
「バレンティーノは、本当にあと一歩でF1ドライバーになるところだった」
「MotoGPに匹敵するのはF1だけだ。それ以外はすべて一歩後退になってしまっただろう。だが、彼は転向しなかった。MotoGPへの愛があまりにも大きかったからだ」
ロッシは子どもの頃にカートをやり、F1を目指していた。2013年には、「F1は僕にとって終わったことだ」と転向断念を明らかにしている。