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ベッテル、2018年にはメルセデスAMG移籍?アロンソやフェルスタッペンは?

2016年12月17日(土)5:18 am

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、2018年にメルセデスAMGに移籍する可能性が高まりつつあるようだと報じられている。

今季のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然の引退を発表したものの、ベッテルは2017年まで結ばれているフェラーリとの契約を破棄するつもりはないと表明している。

■ベッテル獲得をほのめかしたメルセデスAMG

だが、メルセデスAMGも2018年にベッテルを獲得することを視野に入れており、2017年にルイス・ハミルトンのチームメートとなるドライバーはそのためのつなぎとして1年契約になるのではないかといううわさもささやかれている。

事実、メルセデスAMGの事実上のチーム代表であるトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)少し前にドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語っていた。

「2018年の契約を結んでいないよく知られたドライバーたちが何人かいる。だから、我々もベッテルのようなドライバーを検討する必要があると思っている」

だが、これに対し、ライバルチームであるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー兼ドライバー育成責任者)は、メルセデスAMGは2018年に向けて真剣に考える必要があるとけん制を行っている。マルコに言わせれば、ハミルトンが今後もずっとメルセデスAMGにとどまるという保証もないからだ。

マルコは、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』に次のように語った。

「ハミルトンが、“僕は俳優をやることにするよ”と言うかもしれないといううわさもある。そうしたら彼ら(メルセデスAMG)はどうするつもりなんだろうね?」

■フェルスタッペンのレッドブルとの契約は2019年まで?

一方、やはりメルセデスAMGが目を付けているようだと言われているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がメルセデスAMGに移籍する可能性はあまりなさそうだ。

スペインの日刊スポーツ紙である『Marca(マルカ)』は、ある関係者がフェルスタッペンはレッドブルで「2017年にF1チャンピオンになれると確信している」と語ったと報じている。

その関係者は、『Marca(マルカ)』に次のように付け加え、キャリア終盤にはメルセデスAMGもしくはフェラーリへの移籍もありえるだろうと示唆している。

「彼(フェルスタッペン)は何度かF1タイトルをとり、それを利用したいと思っているんだ」

『Marca(マルカ)』は、フェルスタッペンはレッドブルと2019年までの契約を結んでいると報じている。

■アロンソはマクラーレン・ホンダでF1キャリアを全う?

一方、アロンソに関しては、新たにマクラーレン・グループのエグゼクティブディレクターに就任したザック・ブラウンがアロンソに対し、2018年から新たに3年の契約をオファーしたいと考えているようだと伝えられている。

その契約はもちろんホンダのバックアップもあってのことだ。スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』は、ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介の次のようなコメントを紹介している。

「我々は、彼(アロンソ)に対し、彼が将来に向けて正しいチームを選択しているのだという自信を与えなくてはならないのです」

■メルセデスAMGのほうがベッテルには合う?

こうした状況をかんがみれば、メルセデスAMGが2018年に最も獲得を期待できるトップドライバーは、2010年から2013年までレッドブルでF1タイトル4連覇を果たしたベッテルだということになりそうだ。

ドイツ出身の元F1ドライバーであり、現在はF1解説者を務めるクリスチャン・ダナーは、『Bild(ビルト)』紙に次のように語っている。

「セバスチャンには、自分の好みが完ぺきに取り入れられたクルマを提供できるチームが必要なんだ」

「だが、彼がフェラーリのエンジニアに何かを伝えても何も変わらないんだ。もし彼が同じフィードバックをメルセデスAMGに与えたならば、彼らはベッテルにとって完ぺきなクルマにしようと取り組むはずだよ。それはベッテルにとって最高の状態となるだろう」

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