最近、メルセデスAMGの技術部門エグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウが、かつて所属していたマクラーレンへ移籍するのではないかとのうわさが報じられていた。
このうわさに関してはマクラーレン側が否定したが、このほどドイツの『Bild(ビルト)』紙が、ロウは1987年にF1キャリアをスタートさせたウィリアムズに移籍することになりそうだと伝えている。
『Bild(ビルト)』によれば、ロウは現在ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めるパット・シモンズの後任となると考えられているようだ。63歳となるシモンズは、F1からの引退を検討しているとうわさされている。
『Bild(ビルト)』はさらに、ロウがウィリアムズへ移籍した場合、メルセデスAMGの技術トップの座を引き継ぐのは今年7月にフェラーリを離脱したジェームス・アリソンだろうと付け加えている。
イギリス人エンジニアであるアリソンは、今年妻に先立たれており、残された子供たちとの生活を優先したいとしてフェラーリを離れて母国イギリスに戻っている。うわさでは、イギリスに拠点を置くチームにどこかのタイミングで加入することになるだろうと言われていた。