ロズベルグ「F1復帰の可能性はない」
念願のF1タイトルをとり、今季限りでのF1引退を決めたニコ・ロズベルグが、数年後にまたF1に復帰するようなことはないと主張した。
2016年のF1最終戦アブダビGPで2位フィニッシュし、初のF1チャンピオンに輝いたロズベルグだが、そのわずか5日後にF1引退を発表し世界を驚かせた。
■数年後のロズベルグF1復帰を予想する先輩ドライバーたち
だが、ロズベルグの代理人として今シーズン中に2017年から2018年までの2年契約締結に一役買っていた元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、まだ31歳のロズベルグは一度F1から身を引いてもそのうち「たいくつ」し始め、やがてまたF1に戻ってくる可能性があると語ったことが報じられていた。
また、やはり元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンも、ミハエル・シューマッハやキミ・ライコネン（フェラーリ）同様、ロズベルグもまたF1に復帰することが考えられると語っている。
■この決心は「取り消し不能」だとロズベルグ
だが、そのことについて質問されたロズベルグは、「いや、完全に終わりだよ」と答え、次のように付け加えた。
「僕の決断は取り消し不能さ。僕にとっては終わったことなんだ」
だが、これまで11年間にわたって戦い続けてきたF1を恋しく思うこともあるのではないだろうか？
「それはあると思う。だけど復帰はないね」
ロズベルグは『Sport Bild（シュポルト・ビルト）』にそう答えると、次のように続けた。
■先のことは2、3か月後に考える
「多分、僕はF1で何か別の役割を担うことになると思うよ。僕にとっては世界最高のスポーツだからね。だけど、これからの僕は父親であり夫なんだ。今年は家族と過ごせる時間が本当に少なかったからね」
「これから長いバケーションに行くつもりだし、2、3か月したら何か新しいプロジェクトのことを考えることにするよ」
