レッドブルの所属ドライバーであるダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが、自分たちが来季メルセデスAMGに移籍することはないと主張した。
■ロズベルグ後任候補にリカルドとフェルスタッペンの名前も
現役ドライバーでは最高レベルとの折り紙をつけられているリカルドと、19歳ながらアイルトン・セナの再来とも言われているフェルスタッペンの名前も、2017年にメルセデスAMGのシートに座るのではないかとうわさされているドライバーの中に含まれている。
もちろん、これは今年のF1ドライバーズタイトルを獲得したニコ・ロズベルグが突然のF1引退を発表し、このタイミングで2017年のメルセデスAMGのシートにひとつ空きが生じることが明らかになったためだ。
■来年はレッドブルでいいクルマを手にできるとフェルスタッペン
だが、フェルスタッペンは、母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように主張した。
「僕は来年もレッドブルで走ることになるよ」
「僕にはまだ有効な契約があるし、メルセデスAMGと戦えるだけのクルマを手にすることができるという自信もあるからね」
フェルスタッペンの父親であるヨス・フェルスタッペンも「我々は今いるチームに不満はないよ」と語り、フェルスタッペンのマネジャーを務めるレイモンド・フェルミューレンも「我々は自分たちの約束(契約)を守っていく」と語っている。
■ホーナー「ドライバーたちとは長期契約が結ばれている」
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも『Sunday Mirror(サンデー・ミラー)』に対し、フェルスタッペンとリカルドとはいずれも「長期契約」が結ばれていると語り、メルセデスAMGへ来季移籍するということはありえないと主張している。
■クリスマスプレゼントを手にするのは僕じゃないとリカルド
そしてリカルドも『Tuttosport(トゥットスポルト)』に対し、ロズベルグの後任に選ばれるドライバーは「素晴らしいクリスマスプレゼントを手にすることになるだろうね。だけど、それは僕じゃないよ」と語っている。
■息子には複数回タイトルをとらせたいとヨス・フェルスタッペン
一方、ヨス・フェルスタッペンは、今季初F1タイトルを獲得した31歳のロズベルグがF1引退を決断したことは「理解できる」と次のように語った。
「彼はひとつの目標に向けて常に頑張ってきた。そして、彼はそれを達成したんだ」
「一方、マックスの目標もF1チャンピオンになることだ。だが、できれば何度もそれを達成して欲しいね」