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フェラーリ会長「今年はレッドブルにおいてきぼりにされた」

2016年12月05日(月)20:34 pm

フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、2016年にチームが抱えた最大の問題は開発のペースがライバルチームに後れをとったことだと語った。

■シーズン開始時は悪くはなかった

シーズン開幕前にはメルセデスAMGからF1タイトルを奪取するとの目標を掲げていたマルキオンネだが、いざふたを開けてみればメルセデスAMGに追いつくどころか、最終的にはレッドブルにナンバー2の座さえ奪われてシーズンを終えることになってしまった。

だが、マルキオンネは、シーズン開幕当初はそれほど悪い状態ではなかったのだと主張している。

「2015年よりも、我々はさらに競争力を高めていた」

アメリカのデイトナで行われたフェラーリのファン感謝イベントでイタリアのメディアにそう語ったマルキオンネは、次のように続けた。

■ライバルたちの開発ペースに付いて行けなかった

「我々が悪くなっていたのではなく、よそがもっと改善したんだ。だがそれは多くの理由によるものだし、我々はそのことをよく理解できている」

「我々のテクニカルディレクターであったジェームス・アリソンは個人的な問題を抱えて去っていった。そして私はまだ数か月しか一緒にやっていなかった連中にもっと時間を与えるべきだと思っている」

フェラーリは、アリソンの後任として、それまでパワーユニットの開発責任者であったマッティア・ビノットを技術トップの位置に据えている。だが、この内部昇格人事に批判的な見方をする者も少なくない。

しかし、マルキオンネは今後もビノット体制で続けることを示唆するように次のように続けた。

■フェラーリの弱点は空力

「私はマッティア・ビノットを非常に信頼している。だが、我々の問題は空力にあるし、それはここ数年フェラーリがずっと抱えているものだ」

そう語ったマルキオンネは、次のように付け加えた。

「特に、今年はレッドブルが素晴らしい仕事をし、我々をおいてきぼりにしてしまったよ」

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