日産は、ユニバーサルデザインタクシー仕様「セレナ」の出発式を実施した。
■ユニバーサルデザインタクシー=「みんなにやさしい新しいタクシー車両」
ユニバーサルデザインタクシー(以下UDタクシー)は、超高齢社会に対応する公共交通として、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用し易い「みんなにやさしい新しいタクシー車両」を目指して、国土交通省が規格を定めたタクシーだ。
■東京都、2020年に向けて次世代タクシーの普及促進へ
東京都では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、環境性能に優れたUDタクシーの導入を促進するため、今年度より次世代タクシーの普及促進事業助成金交付制度を開始。
今回、認定された「セレナ」は唯一の適合車としてタクシー事業者に導入され、運行開始となった。
■車いすに乗ったままでの乗降が可能なタクシー
ユニバーサルデザインタクシー仕様の「セレナ」は、車いすに乗ったままでの乗降が可能なタクシー。車いすの方はバックドアから乗降を行う。乗降時に使用するスロープには後退防止ベルトを採用しており、安心感を高めているという。
日産では、2012年に「NV200タクシー」が初の国交省のUDタクシー認定を取得、2016年9月には「セレナ」が2車種目として認定を取得している。