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【決勝レポート】ロズベルグが初チャンピオン獲得!ホンダ勢はアロンソ10位もバトンはリタイア/F1アブダビGP

2016年11月28日(月)0:16 am

2016年F1第21戦アブダビGPが11月27日(日)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で3日目を迎え、現地時間17時(日本時間22時)から行われた決勝でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝した。今季10勝目、通算53勝目。

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このレースで2位となったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が2016年のF1チャンピオンの栄冠を手にした。ロズベルグにとっては初めてのドライバーズタイトル獲得となる。

スタート直後に6番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)と接触してスピン、大きく順位を下げるというアクシデントが発生。最前列からスタートしたポールシッターのハミルトンとロズベルグは順位をキープし、ロズベルグがタイトル獲得に向けて有利な位置でレースが展開されていく。

スピンによりいったん16番手に順位を下げたフェルスタッペンだが、その後コース上で次々と前のクルマを追い抜くと、1回ストップ作戦を展開して上位返り咲きを狙う。

スタートでダニエル・リカルド(レッドブル)をかわして3番手に順位を上げていたキミ・ライコネン(フェラーリ)だが、その後のピット作戦でリカルドにまた順位を奪い返されてしまう。

上位勢がピットインしてタイヤ交換を行う中ソフトタイヤでスタートし7番手に順位を上げていたジェンソン・バトン(マクラーレン)だったが、12周目に突然右フロントサスペンションが壊れるというトラブルが発生。バトンは残念ながらF1キャリア最後のレースを完走することなくリタイアに終わってしまう。

ソフトタイヤに交換したフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、そのタイヤでかなり長く走行する作戦をとり、暫定トップに立っていた38周目に2度目のピットに入るとここでスーパーソフトタイヤに交換。ベッテルは6番手でコース復帰する。

そこから怒とうの追い上げを見せたベッテルが、コース上でチームメートのライコネン、リカルド、そして終盤にはフェルスタッペンを追い抜いて3番手に浮上。

トップを走行するハミルトンは、ロズベルグにライバルたちが追いつくようわざとペースを上げずにレースをコントロール。レース終盤にはハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、フェルスタッペンがひとかたまりとなって走行するシーンが展開された。

しかし、ロズベルグもベッテルに追い抜くチャンスは与えずそのまま2位でチェッカーを受け、F1デビュー11年目にして初のF1ドライバーズタイトル獲得を決定した。

2016年F1最終戦アブダビGP決勝でポイントを獲得した10名のドライバーは以下の通り。

優勝はルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5位ダニエル・リカルド(レッドブル)、6位キミ・ライコネン(フェラーリ)、7位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、8位セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10位フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。

アロンソが最終戦で1ポイントを獲得したマクラーレン・ホンダは年間獲得ポイントを76に伸ばし、今季のコンストラクターズランキングを6位で終えることが確定している。

2017年のF1シーズン開幕戦オーストラリアGPはメルボルンで2017年3月24日(金)に開幕、決勝は同26日(日)に開催される予定だ。

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