2016年のF1最終戦となる第21戦アブダビGPが11月25日(金)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で開幕。現地時間17時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がトップに立った。
●【P2タイム結果】F1アブダビGPフリー走行2回目、タイム差、周回数
セッション開始から10分ほどが経過したところで、フリー1で左リアタイヤのパンクを起こしていたトロロッソのダニール・クビアトが再びまったく同じように左リアタイヤがパンクするというアクシデントが発生。トロロッソはその後カルロス・サインツのクルマもガレージに戻し、2台ともコースに復帰することはなかった。
セッション開始後30分が経過したころから、各ドライバーが最も軟らかいウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始していく。まずフェラーリ勢がタイムを刻んでいくが、メルセデスAMG勢が順当に好タイムを刻み、ハミルトンが1分40秒861のベストタイムをマーク。チームメートでポイントリーダーのニコ・ロズベルグに100分の8秒差をつけて2セッション連続でのトップに立つ。
そのメルセデスAMG勢に次ぐ3番手タイムを刻んでいたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、セッション終盤にソフトタイヤでのロングラン実施中にギアボックストラブルが発生。コース脇にクルマを止めてセッションを終えてしまうというハプニングに見舞われてしまった。
フリー1では下位に沈んでいたマクラーレン・ホンダ勢だが、このセッションではフェルナンド・アロンソが11番手、ジェンソン・バトンが12番手と、もう一歩でトップ10入りが期待できるところにまでペースアップを果たした。フリー1でトラブルに見舞われたバトンはその修復作業のためにこのセッションでも走行開始が少し遅れたものの、スタートしてからはトータル24周を順調に走行してみせた。
アブダビGPフリー走行2回目のトップ10ドライバーは次の通り。
トップはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、7番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、8番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、10番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。
F1アブダビGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。
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