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【マクラーレン・ホンダ】アロンソ、ウェバーに「WECで待っていて欲しかった」

2016年11月22日(火)20:54 pm

マクラーレン・ホンダに所属するフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが、将来的にル・マン・シリーズとも呼ばれるWEC(世界耐久選手権)への転向を視野に入れていることを示唆した。

■ウェバーにたくさん聞きたいことがあるとアロンソ

アロンソは以前から近年急激に人気の高まりを見せているWECと、そこに含まれる伝統レースであるル・マン24時間レースへ挑戦したいという強い気持ちを抱いていることを隠していなかった。そして、仮にルールが大幅に変わる2017年のF1が今よりも楽しめるものにならなければ、2017年シーズン限りでF1から離れるかもしれないとも示唆してきている。

アロンソの友人であり、2014年のF1引退後はポルシェからWECに参戦していたマーク・ウェバーが今季限りでモータースポーツ活動から引退することが明らかとなっている。

これを受け、先週末にバーレーンで行われたWECの今季最終戦でキャリア最後のレースを迎えたウェバーに対し、アロンソは次のようなビデオメッセージを用意していた。

「君は僕のことを待っていてくれなかった。君がいてくれればうれしかっただろう。だけど、僕が君の冒険に加わったときには君も来てくれると思うし、いろんなことを質問したいと思う」

このウェバーに向けたメッセージは、バーレーン・インターナショナル・サーキットに設けられた巨大なスクリーンで上映されたが、時期は明言していないものの、アロンソがゆくゆくはWECへ転向することを宣言する内容となっていたのは明らかだった。

■バトンもWEC転向を示唆

今後WECへの転向が取りざたされている大物F1ドライバーはアロンソだけではない。来季はストフェル・バンドーンにシートを譲ることになっているチームメートのジェンソン・バトンもその1人だ。

だが、バトンはマクラーレンとの間に2018年までの所属契約を結んだことも明らかとなっており、来年からすぐにWECに参戦することはないと考えられている。

「まだ何も決まってはいないよ。だけど、ホンダはきっと僕が彼らのライバルのためにレースをすることを望まないだろうし、そのことは完全に理解できる」

そう語った36歳のバトンは、次のように付け加えた。

「来年ル・マンで走ることはない。うってつけのチャンスはないからね。だけど、将来的にはそういうチャンスがあればと期待しているよ」

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