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エクレストン「F1はもっと変革すべき 2ショートレース化が望ましい」

2016年11月21日(月)18:35 pm

F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1の新オーナーとなるリバティ・メディアや、今後のF1改革などについて語った。

■フェラーリやメルセデスAMGに頼らずにすむF1が必要

2017年からはF1カーのシャシーやタイヤに関するルールが大きく変わることになっている。これはF1カーのスピードをさらに高め、人気減少傾向に歯止めをかけるためだ。

だが、それに合わせるようにF1のオーナーもCVCからアメリカのリバティ・メディアに変わるなど、F1の世界にさらに大きな変革が起きるかもしれないという状況を迎えている。

こうした状況に関し、エクレストンは、メルセデスAMGやフェラーリがF1を去る可能性に言及しながらドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「メルセデスAMGやフェラーリがいなくなることだって考えられるんだ」

「だが、正直に言って、レースがよくなりさえすれば、それほど恐ろしい展望とはならないだろうがね」

■現在のレースフォーマットは変えるべき

エクレストンは『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』に対し、F1は常に進歩し続ける必要があると主張。例えばそのひとつとして、現在のように1時間半ほどの長い決勝レースを行うのではなく、2つのショートレースを行うというフォーマットにレース様式を変えるといった対策も必要だろうと語り、次のように続けた。

「我々に変える勇気があるかどうかは分からない。だが時代は変わっているし、それについては検討していくべきだ」

■新オーナーとの結婚がうまくいくかどうかは様子を見るしかない

また、86歳となるエクレストンは、F1の新オーナーであるリバティ・メディアについて、まだ彼らは自分たちが買収したもの(F1)についての理解を深めている段階であり、ヨーロッパの競争法にも触れないとのお墨付きをもらう必要も残されていると説明。そして、次のように付け加えている。

「待とうじゃないか。これは婚礼のようなものだ。本当にうまくいくかどうかが分かる前に結婚しなくてはならないのだからね」

■ロス・ブラウンに自分の後任は務まらない

最近、2013年までメルセデスAMGのチーム代表を務めていたロス・ブラウンが、エクレストンの後任としてF1最高責任者の位置につくのではないかとのうわさもささやかれていた。

すでにブラウン後任説に対しては否定的なコメントを行っていたエクレストンだが、今回もあらためて次のように自分の考えを主張した。

「彼がそのことについて私と話をしたことなど一度もないよ。だが、ロスには私がやっている仕事の経験は全くない。彼が主催者やテレビ局と交渉したとなど一度もないんだ」

「彼はこのビジネスからしばらく遠ざかっていた。私には彼がこのスポーツのために何を提供できるのか分からないね」

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