サンパウロの新市長となったジョアオ・ドリアが、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンがF1ブラジルGPの救世主になるかもしれないとの報道を認めた。
経済不況に見舞われているブラジルだが、まだ開催契約は残っているものの2017年のF1開催が危ぶまれる状況となっている。9月末に統括団体FIA(国際自動車連盟)が発表した2017年のF1暫定カレンダーにもブラジルGPは「確認」が必要であるとのただし書きが添えられている状態だ。
だが、エクレストンは今年のブラジルGPが開催された先週末のサンパウロで、新市長のドリアがインテルラゴス・サーキットを民営化したいと考えており、自分がその買収に乗り出すかもしれないとほのめかしていた。
そしてドリア市長は今週、『EFE通信』に次のように語った。
「我々はF1主催者たちと来週ブラジルでミーティングを行うことになる。もちろん、彼らは我々の状況を知っている」
「私は共同事業体を組織し、インテルラゴスにおける民営化プログラムへの参加を求めるためにバーニー・エクレストンと各国のF1主催者たちに依頼するつもりだ」
インテルラゴスに関してどういうビジョンを抱いているかと質問されたドリアは次のように答えた。
「アブダビと同じようなものにすることだ。世界でも最もモダンなレースサーキットにしたいね」