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ハッキネン「ロン・デニスがいなければF1チャンピオンにはなれなかっただろう」

2016年11月17日(木)17:01 pm

かつてマクラーレンに所属していた元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、もしロン・デニスがいなかったら自分がF1チャンピオンになることはなかっただろうと語った。

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長年にわたって名門F1チームであるマクラーレンを率いてきたロン・デニスの失脚はF1界に大きな衝撃を与えている。

デニスがチーム代表を務めていた1998年と1999年にマクラーレンでF1チャンピオンとなったハッキネンも、今回の出来事はデニスにとってはショックであり、非常に残念なことだったはずだと考えている。

■デニスがいなければF1チャンピオンにはなれなかった

デニスとほかの株主たちとの関係が悪化したのは、デニスが他者に対して威圧的過ぎるなど、その人格的なことも一因となったのではないかとのうわさもある。

だが、ハッキネンはそのことに関して次のように語った。

「いや、そんなことはまったくないよ」

「僕は素晴らしい時間を過ごした。彼がいなければ、僕が2度もF1チャンピオンになることはなかっただろうね」

■デニスは厳しかったがいいリーダーだった

「彼はドライバーにとってはすごく厳しいリーダーだったよ。彼は僕やチームメートをものすごく働かせた。ロンはそれをすごくうまくやることができていたんだ。僕は彼が素晴らしいリーダーであると信じているよ」

そう語ったハッキネンは、次のように付け加えた。

「だけど、時代が変わり、人々も変わり、最近では少し違う考え方をするようになっているようだね」

■ブラウンもリーダーに適任の人物

現在、マクラーレンではアメリカの広告業界の大物として知られるザク・ブラウンをデニスの後任に据えるべく交渉を行っていると言われている。

だが、うわさでは、以前マクラーレンのCEOを務めていたもののデニスによって更迭されたマーティン・ウィットマーシュや、デニスが今年マクラーレン・レーシングのCEOに据えたヨースト・カピート、さらには現在レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエなどもその候補ではないかと考えられているようだ。

ハッキネンは、うわさに上っているブラウンについて質問されると、次のように答えた。

「僕は個人的にザクを知っているし、彼は素晴らしい人物だよ。彼は紳士だし、成功に向けてみんなの士気を高めていけるのは確かだよ」

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