かつてブラウンGPのオーナー兼代表としえF1タイトルを獲得し、2013年まではメルセデスAMGのチーム代表を務めていたロス・ブラウンが、フェラーリ時代に共に戦ったミハエル・シューマッハに関して自分が行ったとされるコメントについて釈明を行った。
【まとめ】ミハエル・シューマッハ、スキー場の事故から意識不明まで
■シューマッハに「明るい兆候」があると語っていたブラウン
2013年末に起きたスキー事故で頭部に重傷を負ったシューマッハは、現在もスイスの自宅でリハビリ生活を送っている。だが、通算7度のF1タイトル獲得という輝かしい記録を持つシューマッハの家族は、その回復状況などについてはかたくなに情報を開示することを拒んでいる。
そんな中、最近ブラウンが、シューマッハが回復に向けて「明るい兆候」を見せていると語ったと報じられた。
■発言は「容体改善」を意味するものではなかった
この件に関し、『Guardian(ガーディアン)』から実際にシューマッハの自宅を訪れることはあるのかと質問されたブラウンは、「行っているよ」と答え、次のように続けた。
「彼と会いに行くし、いつか彼が回復するよう期待し、祈っているよ」
「私が、彼の状況が改善されつつあるように語ったと報じられたが、それは私が意図していたものではないんだ。ご家族は彼の回復期間に関しては非公式な状態に置いているし、私もそれを尊重する必要がある」
■いつか以前のシューマッハに会えることを祈っている
そう述べたブラウンは、次のように締めくくっている。
「だから、私としても今後どこかの時点で、かつて我々が知っていたミハエルにまた会えることを非常に期待していると言うだけにとどめ、それ以上彼の状態についてコメントはしようとは思わないよ」