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フェラーリ、メキシコGPでのペナルティー再考を求める

2016年11月11日(金)20:01 pm

フェラーリは、F1第19戦メキシコGPでセバスチャン・ベッテルに対して科されたペナルティーを再考するよう求める声明を出した。

●「うせろ」と言われた競技委員長が記者会見に異例の出席

メキシコGPの終盤、4番手を走行していたベッテルは、5番手のダニエル・リカルド(レッドブル)がインに飛び込んだ際に、ブレーキング中に進路を変更してブロックしたとして、10秒加算のペナルティーを受け、5位に降格となった。

ベッテルの行為にペナルティーが科されたのは、第18戦アメリカGPでブレーキング中の進路変更を禁止する通達が出ていたためだ。このルール変更は、ブレーキング中に進路変更してブロックする行為が横行しているとして多くのドライバーが求めたものだった。

■「判例」として重要とフェラーリ

フェラーリは、10日(木)に、「2016年メキシコGPのスチュワードに決定を再考することを求める」という声明を出した。「決定が下されたのちに新たな要素がいくつも明らかになった」と声明にはある。

また、選手権ランキングが変わらないことは承知しているとしながらも、「判例としての重要性や、今後の出来事に対するルール適用を明確にするため、スチュワードによって決定を再考すべき」だと述べている。

■ペナルティーに不服のベッテル

ブラジルGP(13日決勝)を前にした10日(木)の記者会見には、競技委員長のチャーリー・ホワイティングも出席して、映像を見せながらペナルティーの理由を説明した。

しかし、やはり記者会見に出席していたベッテルは、次のように語った。

「下された決定には賛成できない。僕は自分の順位を守るために1回動いた。そのあとはイン側のダニエルに十分な空間を与えたと思う」

「ダニエルがあれほどひどいロックを起こしたのは、イン側の路面グリップがなかったせいだというのが僕の見方だ」

「そのせいで実際より少し悪く見えたんだと思う。あの時点でダニエルに危険はなかったと思うけれど、決定を受け入れるしかない」

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