ロズベルグ「タイトルのことは考えず全力で臨む」
初のF1タイトル獲得に王手をかけているニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）だが、今週末のF1ブラジルGP（13日決勝）にもいつもと同じような取り組み方をしていくと主張した。
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■今週末のブラジルで勝てばロズベルグのタイトル確定
直近2レースでは、ディフェンディングチャンピオンであるチームメートのルイス・ハミルトンが勢いを取り戻し、連続でポール・トゥ・ウィンを飾っている。両者のポイント差も19にまで縮まってきているものの、それでもロズベルグが圧倒的に有利な立場にいるのは間違いない。
ロズベルグが今週末のブラジルGPで優勝すれば、ハミルトンの順位に関係なく2016年のF1チャンピオンの称号が手に入るのだ。
■タイトルのことは考えずにレースに臨む
だが、ロズベルグはオランダの『Formule 1（フォーミュレ1）』に対し、タイトルのことは考えず、ただいつもと同じようにブラジルでのレースにも臨むだけだと次のように語った。
「僕にとって最高の形のレースができるなんて考えないようにしているんだ」
とは言え、あと1勝すればタイトルが手に入るのだということが頭をよぎらないはずはない。
「もちろん、そういうこともあるさ」とロズベルグ。
「だって、もちろんポイントがどういう状況なのかも、あと何レース残っているかということも分かっているからね。だけどそのことに焦点を合わせたりはしていないんだ」
■過去2年の経験を生かし全力で臨む
過去2年にわたってハミルトンとのタイトル争いに敗れたロズベルグだが、3度目の正直に当たる今年はハミルトンに勝てると自信を持っているようだ。
「経験が役立っているよ。僕がルイスと（タイトルを）争うのは今年で3年目だからね」
「僕は常に困難な状況を経て強くなって復活してきた。物事がいい方向に運ばないことも想定して準備をしておけば、慌てることもないし、うまく対処できるものなんだ。すべて計画済みだよ」
「僕は真剣にレースに臨むし、決意を持って取り組み、すべてのエリアで改善に努めていくよ」
そう主張したロズベルグは、次のように締めくくった。
「ソファに座ってテレビを見ているだけでレースに勝てるわけじゃない。全力を尽くして戦うことで勝てるんだ」
