マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、現在のF1ルールは「不合理」だと批判した。
17歳でF1デビューを飾ったフェルスタッペンも今年の9月末に19歳となった。だが、この若きオランダ人ドライバーのドライビングスタイルはあまりにも攻撃的過ぎると批判されることが少なくない。
■細かいルールが増えればF1がさらに複雑に
「多くのドライバーたちが、僕がブレーキング時に行った防御に問題を抱えたみたいだ」
鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP決勝で、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対して行ったディフェンスのことに言及しながら自身のスポンサーである『Exact』のコラムにそう語ったフェルスタッペンは、次のように続けた。
「ルールを調整すべきだという要望が上がったよ。全員が正々堂々と戦いを挑まれるのを好んでいないようだね」
「こういう種類のルールが抱える問題は、スポーツをさらに複雑にしてしまうということだ。それはレースを見ているファンにとってだけでなく、競技委員にとっても同じだよ」
■ルールは同じ基準で適用されるべき
フェルスタッペンは、メキシコで行われたいくつかの裁定がまさにそのいい例だったと主張している。フェルスタッペンは、メキシコでの競技委員の裁定には一貫性がなく疑問が残るものだったと次のように語った。
「ルイス・ハミルトンは第1コーナーを横切ったけれど罰せられなかった。それはかまわないよ。だけど、僕がセバスチャン・ベッテルと戦っているときにまったく同じことをやったら、3位の順位を失ってしまったんだ」
「それは不合理な状況だし、ダブルスタンダード(二重基準)があることを示すものだ」
そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「もちろんルールは必要さ。そして僕はそれを常に尊重するよ。だけど、それが誰に対しても同じように適用されなければ、公平だとは言えないよ」