フォース・インディアのセルジオ・ペレスは、2017年のF1が本当に面白いものになるかどうかは分からないと考えている。
■F1カーの大幅スピードアップが予想される2017年
2017年には空力やタイヤなどに関する新しいレギュレーションが導入されることになっており、よりダウンフォースが強められ、グリップの高い幅広タイヤを装着したF1カーは、これまでよりも1周あたり5秒以上もラップタイムが短縮されるだろうと考えられている。
■実際には追い抜きが減る可能性も
だが、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』から来季についての予想を尋ねられたペレスは、次のように答えた。
「来年は新しい世代のクルマに慣れていく必要がある」
「スピードは速くなるだろうけど、だからといってそれでレースがもっと面白くなるとは限らないよ。実際にはもっと追い抜きが難しくなるかもしれないしね」
■ペレスがルノーへ行かなかった理由は?
そのペレスに関しては2017年に向けてルノーが獲得を望んでいたことが知られている。だが、26歳のペレスはフォース・インディアへとどまることを選択した。
「それは興味深い選択肢だったよ。ルノーは大きなファクトリーチームだからね」
そう語ったペレスは、最終的にルノーには行かず、フォース・インディアにとどまる選択を行った理由を次のように説明した。
「だけど、フォース・インディアがコンストラクターズランキング4番手につけていることも忘れてはならないよ。そして、3つのトップチームにはライバルがいないということもね」
「だから、ルノーと契約しても、最高でも同じレベルにとどまることになると思うんだ。それに加えて、ここのことはすべて知っているし、チームも僕のキャリアに対して多くのことをやってくれた。だから、僕はとどまりたいと思ったのさ」