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ルノー「サインツ獲得のために手を尽くした」

2016年11月01日(火)19:56 pm

来季、ニコ・ヒュルケンベルグ(現フォース・インディア)が加入することが決まったルノーだが、うわさされていたようにカルロス・サインツ(トロロッソ)の獲得を目指していたことを認めた。

■根強くうわさされていたサインツのルノー移籍

ルノーがサインツ獲得を目指していたことは、F1関係者の中では公然の秘密として受け止められていた。そして、現在サインツとの契約を握っているレッドブルに対し、ジュニアチームのトロロッソからサインツが離脱してルノーに移籍することを受け入れてくれれば、供給しているパワーユニットの価格を引き下げてもよいと交渉していたと考えられている。

最近、かつてWRC(世界ラリー選手権)の王者であった父親のカルロス・サインツsnr.も、「最終的にレッドブルが彼(サインツ)を手放そうとしなかった。彼らはもう1年やらせたいと考えたんだ」と語り、その事実を認めていた。

■サインツが欲しかったとルノー

そして、このほどルノーの広報担当者がそれは事実だと正式に認め、サインツの母国スペインの『AS』に次のように語った。

「我々はサインツ獲得に向けて手を尽くした」

「我々は彼が欲しかった。我々はこのプロジェクトをリードしてくれるドライバーが欲しかったし、彼がうちのチームに加わってくれればよかったと思っている」

「レッドブルが彼を手放したがらなかった」とルノーの広報担当者も付け加えた。

■レッドブル昇格のチャンスは小さいサインツ

レッドブルの育成ドライバーとしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とともに2015年にトロロッソからF1デビューを飾ったサインツだが、表向きは2017年もトロロッソに残留することができて満足していると語っているものの、2018年以降はより競争力のあるチームへの移籍を視野に入れているのは間違いない。

本来の希望はもちろんレッドブルへの昇格だったが、レッドブルでは今後しばらくダニエル・リカルドとフェルスタッペンのコンビが定着するものと考えられており、サインツがレッドブルのシートを獲得できるチャンスはほとんどないのが事実だ。

実際のところ、最近、2014年までレッドブルに在籍し2010年から4年連続でF1タイトルを獲得していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がレッドブル首脳陣と会話をしているところが目撃され、フェラーリで苦戦を強いられているベッテルがレッドブルに復帰する可能性もあるのではないかとのうわさがささやかれた。

だが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、このうわさに対して次のように語っている。

「我々は今後2年間にわたって今のドライバーたちで行けるという自信を持っている。だからセブ(ベッテルの愛称)が来る余地はないよ」

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