【マクラーレン・ホンダ】バトン「ギャンブルに出ていればもっと上位でフィニッシュできていたはず」
マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、メキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた2016年F1第19戦メキシコGP決勝を終えて次のようにコメントした。
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■ジェンソン・バトン「本当に追い抜きが難しいサーキット」
決勝／12位
「僕は1回ストップ作戦でいった。だけど僕にとっての問題は、多分みんなも同じだったと思うけれど、ここでは追い抜きができないということだった。バックアップ（タイヤ）で30周走った最初のスティントでかなりのタイムを失ってしまった。ほかのクルマの後ろにつかえてしまったことでね。僕はケビン（マグヌッセン／ルノー）の後ろで身動きがとれなかったし、その後はフェルナンド（アロンソ）、それからカルロス（サインツ／トロロッソ）、次は（ジョリオン）パーマー（ルノー）と続いたよ」
「追い抜くのは本当に難しかった。だけど最終的には彼らをみんな追い抜いたよ。そのときのペースは本当によかった。そしてできる限りのことをやった。でも、もし僕の前にほかのクルマがいなかったとしても、10位でフィニッシュすることができたとは思えないな」
「実際のペースはレースの間ずっとよかったんだ。さっきも言ったように追い抜きも何度か楽しめたし、ほかにもいくつかいい戦いができた。だけどここで追い抜くのはすごく難しいよ。あれほど長いストレートがあるからそうは思えないだろうけど、最終コーナーを立ち上がるときに接近したままではいられないんだ。追い抜くことができたときには突然タイムもよくなる。だけど、1周目にストップした連中と比べると、そういうプロセスを行ったことでかなりの時間をロスしてしまったよ」
「僕たちも1周目にストップすることができていたはずなんだ。だけど、12番手とか13番手にいるときは、それほどいいポジションではないにしろ、同時にそれほど悪いポジションでもないから、『ギャンブルに出よう』とは言えないものなんだ。ギリギリのところでポイント圏内に入る可能性があるしね」
「結局のところ、本当に普通のレースではなかったよ。もしギャンブルに出ていたらもっと上位でフィニッシュできていただろうから残念だ。だけど、それを前もって知ることはできない。それでも、僕にとっては面白いレースだったし、今日はクルマの能力を最大限に引き出せたのは間違いない。そして僕たちが望めたのはそれがすべてだよ」
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