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ドライバーズミーティングで同僚から批判を浴びたフェルスタッペン

2016年10月22日(土)20:17 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ドライバーズミーティングで同僚のドライバーから批判を浴びた。

フェルスタッペンに関しては、追い抜かれそうになるとブレーキングゾーンで進路を変更してブロックすることが問題となっていた。

F1第17戦日本GPでも、レース終盤にシケインでルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が追い抜きを仕掛けた際に、フェルスタッペンが同様の動きをしたため、ハミルトンがエスケープゾーンによけるシーンがあった。

■多くのドライバーが批判

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、アメリカGP(23日決勝)初日に行われたドライバーズミーティングでは、まずロマン・グロージャン(ハースF1)がこの問題を提起し、ハミルトンやセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も発言したという。

また、普段は無口なキミ・ライコネン(フェラーリ)が3分も話したと、あるチーム代表が話している。

「キミがそうしたということは、彼にとって本当に重要な問題だからに違いない」

■大事故を懸念

マクラーレン・ホンダのベテラン2人も発言している。ジェンソン・バトンは、追い抜きでは、後続のドライバーは前のドライバーよりさらに限界でブレーキングしており、そこでの進路変更は重大な事態につながりかねないと指摘。

アロンソは、開幕戦オーストラリアGPで喫した大クラッシュに触れ、「時速300キロで前と接近しているときに、急に修正しなければならなくなったら、簡単にコース外に投げ出されることになる」と話した。

こうした批判に対し、フェルスタッペンは「僕はペナルティーを受けなかった。だから間違ったことはしていない」と話したという。

■ルールで禁止するよう求めるドライバーたち

ドライバーは、FIA(国際自動車連盟)の競技委員長チャーリー・ホワイティングに対し、ブレーキングゾーンでの進路変更をルールで禁止するよう求めているという。

「ルールを変更するのに事故が起きるまで待っているようではダメだ」とニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)も話している。

今後こうした場面に関する審議では、ブレーキングしていたかどうかをデータで確認するとホワイティングが約束したと記事は伝えている。

■スタートでのエンジンストールに新対策

第16戦マレーシアGPでは、スタート直前にグリッド上でカルロス・サインツ(トロロッソ)がエンジンストールしたにもかかわらず、スタートが行われたことが問題になっていた。

これについてはアメリカGPから新しい方法がとられる。

全チームが搭載する標準ソフトウェアを更新し、エンジンストールが起きた際には、スターターのホワイティングに自動で通知されるようになったと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。

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