今季のF1は過去最多となる21戦で行われているが、2017年のF1暫定カレンダーにも今年と同じ21レースが組み込まれている。
■年間21レースは多過ぎるとアロンソ
そして、新たにF1の筆頭株主となることが決まったアメリカのリバティ・メディアは、さらにレース数を増やすことを考えているとも言われている。
こうした動きを受け、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは最近次のように語った。
「大きなポイントは、これによって僕たちは旅をすることが多くなるし、連続開催のレースも増えるということだ」
「僕に言わせれば、ちょっと多過ぎるね」
■確かに余裕はないとライコネン
アロンソ同様、まだ1年間に17レースしか開催されていなかった2001年にF1デビューを飾ったキミ・ライコネン(フェラーリ)も、現在の年間21レースというスケジュールはチームをかなり疲弊させてしまうとブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に次のように語った。
「今年僕たちがレースを終えるのはもうクリスマスも近くなったころだ。だから、また(翌年に向けて)スタートするまでの時間はそれほど長くないよ」
「チームにいる全員にとって1年が長いし、リラックスしたり準備をしたりするための時間はそれほどない」
■長いシーズンも今やF1構成要素のひとつ
そう語ったライコネンだが、それもF1活動の一部であり、F1で働きたいと思えばそれを受け入れるしかないのも事実だと次のように付け加えた。
「だけど、それに満足できない者は誰であろうと家にとどまることもできる。ここ(F1)で働きたいと思う者は常にいるからね。今や、長いシーズンがF1の構成要素のひとつであるのは事実だし、今後どうなるかなんて誰にも分からないよ」