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ルノーが下す決定を待つマグヌッセン 14日には状況が鮮明に?

2016年10月13日(木)17:36 pm

来季のルノーのドライバーラインアップがどうなるかということが今注目を集めている。

最近、ルノーが9月末までとなっていたケビン・マグヌッセンの契約延長オプション行使期限の延長を申し出て、新たに10月14日(金)をその期限とすることが報じられ、マグヌッセンの残留の可能性が高まったと報じられていた。

■ルノーが来季はドライバーを総入れ替えとのうわさ

だが、最新の情報によれば、マグヌッセンとチームメートのジョリオン・パーマーはどちらもシートを失う可能性が高くなっていると言われている。そして、その後釜に座るのはニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)と、もうひとり別の候補者になるようだと考えられている。

マグヌッセンの母国デンマークの『BT』紙は、マグヌッセン本人もアドバイザーを務めるイェスパー・カールセンもこの件について現時点では何もコメントしていないと伝えている。

■14日(金)に新たなことが分かるはず

だが、マグヌッセンの父親である元F1ドライバーのヤン・マグヌッセンが、現在息子が置かれている状況について次のように語った。

「いくつかのうわさを聞いてはいる。だが、私が知る限りまだ何も決まっていないはずだ」

「ルノーは彼(マグヌッセン)のオプション期限を延長するよう求めた。そしてその日(14日)には何かが分かるはずだ」

■F1では何もあてにはできないとマグヌッセンの父

ヤンは、すでにルノーがヒュルケンベルグと契約を結ぶという決断を下したとの最新のうわさが報じられてからはまだ息子と話をする機会はなかったと語りつつも、今回のヒュルケンベルグのうわさを聞いて驚いたりはしなかったと次のように付け加えた。

「F1というのはそういうところだし、今は一年の中でもそうしたうわさや希望的なシナリオがさまざまな人たちによって語られる時期だからね」

だが、息子がこのままシートを失ってしまうのではないかという恐れを抱いているかと質問されたヤンは、次のように答えている。

「ああ、もちろんだよ」

「私はF1がどういうところか分かっているし、何もあてになどできない。そういう意味ではそこにいることが楽しい場所ではないよ」

「だが、何か具体的なことがはっきりするまでは何をすることもできないんだ。最終的な決断はルノーが行うことになる。だが、彼らは至急そうしなくてはならない」

■すべてはルノーの決断次第

ヤンは、もし息子がシートを失うことになれば、ほかの対策を考えなくてはならないが、いずれにしても14日までは動きようがないのだと次のように続けた。

「私としては、ケビンがルノーに残留することを望んでおり、スタート時に彼がやったように開発の手助けをしたいと考えているのは間違いないと思っている。だが、もしそうならなければ、何かほかのことを考えないとね」

「彼はレーシングドライバーだ。だから、あるところでレースができないのであれば、彼はどこかほかのところでレースをすることになるだろう。ルノーはオプションを延長したし、その日には彼らが答えをたずさえて戻ってくるはずだ」

そう述べたヤンは、次のように付け加えた。

「その後、ケビンはその結果に応じた動きをすることになる。何かほかのことをする時間もあるが、現時点ではまだ判断がどうなるかを待っているところだよ」

ともあれ、延長したオプション行使期限が到達する14日(金)には、マグヌッセンの今後に関する新たな展開が見られることになるのは間違いない。

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